odanny がんばる

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今さら2019年を振り返る

専門性を高める < 新しいものへの挑戦

研究の専門性を深めるというより、今までやりたかったけど手が出なかったことに果敢に挑戦していった一年だった。これが良かったか悪かったかは分からないが自分の可能性を試してみる意味ではなかなか良い一年だった。(2020年は大学院にわざわざ来ているので専門の勉強をやっていきたい…)

2019年で身に付いてきたこと

  • スケジュールを管理する癖
    • 前日に次の日の一日を設計すること
  • エンジニアとして会社で働くイメージ
  • エンジニア以外の生き方の模索
    • 数年間の専門性にしばられない
  • すぐ行動すること

2019年の反省

  • 意識的に休もう(スケジュールに休みを入れる)
    • たまに心が疲れてつらかったので
  • 趣味に締め切りを持たせたり利益を追求したりしてはいけない
  • できないことは断る。並列して作業を進めても失敗する
  • 運動習慣をつけたい

時系列で振り返る

1月~3月

卒論書いてた。この頃は卒論から逃げるために毎日 AtCoder Problems で問題を解いてた。(51 days streak もしてる、えらい)

あとこの卒論の内容でソフトバンクAI人材奨学生に選んでもらった。2019年を活動的に過ごせたのはこの奨学金のおかげなので、とても感謝している。この頃から私は深層学習のイケイケ最先端技術をやるよりかは、実問題の課題を解決することに興味があった(使う手法が古典的であっても構わない)。自分の技術で何か社会問題の解決の一部を担えないかと模索していた。

4月

大学院の授業が始まってさっそく萎える。「趣味のプログラミングをアウトプットしてみるか~」と始めた Qiita でデイリーランキングに乗って嬉しくなる。

qiita.com

このあたりから 研究 < 趣味 に気持ちが揺らぎだす(早すぎ…)

5月

友人が大学を休学して起業の準備をしていることを知る。いわゆる Proof of Concept の目的でアプリの試作の相談を受ける。この頃ちょうど勉強していた Flutter を使用してみたい気持ちと、ビジネスなるものを当事者としてやってみたい気持ちでアプリ開発を請け負うことにした。ここからこのアプリ開発を8月くらいまでやることになる。

あと5月末に競技プログラミングの合宿なるものに参加して、つよい人に刺激をうけまくった。あまりの能力の差にやや悲しみながらも、広い世界を知れてよかった。ちょうどこのあたりで AtCoder水色 になった。

水色になりました記事は書いていたんですが、6月の項目に書いてるように結構ネガティブな時期だったので、公開せずに消してしまいました…(公開しても意味ないやってなってた)。

6月

5月からはじめたアプリ開発、大学院のテスト期間、夏インターンのESや面接…。多くのことが同時に起こってパンクした時期。スケジュール帳が埋まって休憩できずダメダメだった。Google Calender から紙の手帳に切り替えたり、ToDoアプリを使ってみたり試行錯誤していた。結局やるタスクをうまく減らして寝るのがベストだった。

やることが一段落しかけたタイミングで、この時趣味で作っていたスイミーのゲームを12月のイベントに出店することにした。Unityである程度作っていたのでイベントには十分間に合う算段だったが、この判断は失敗で後に出店を取りやめることになる…。

7月

6月に引き続き、アプリ開発、夏インターンのESや面接をしていた。

アプリ開発は順調というわけでもなく、ミーティングのたびにサービスの指針が変わってアプリの作り直しまで話に出ていたりした。起業初期の段階だからしょうがないものの、開発の負担が大きかった。とはいえこの頃サービス内容やアプリについて日々考えていたのは、これまで技術メインだった自分にとって新鮮で貴重なものだった。競合他社のアプリをひたすら試してみたり、UIやゲーミフィケーションについて勉強してみたりしていた。

そうやって友人の事業を手伝ううちに、自分でも事業をしてみたくなった。休学して起業を目指すほどの思いがあるわけでもなく、ただ自分の適性を測りたい気持ちだったので、小さな事業を構想した。そして大学生をターゲットにしたプログラミング教室を夏休みに数日やることを決めた。思いついたらすぐやるタイプなので、研究室の人を引き込んで教材をつくり、当日の参加者を確保するところまでやった。収益性はあまり考えていなかったが、協力者と自分がラーメンを食えるくらいは稼ぐことを目標にして価格を設定し、場所を確保した。

また将来起業を目指している他大学の知り合いが、IoTを用いた事業のアクセラレータプログラムで農業にアプローチしたいと言うので自分も参加することにした。IoTで農業作業の効率化を目指して、試作・検証してた。実家が農家やってるのでニーズ検証は地元の人に聞きに行ったりしておもしろかった。メインでやっていた人が本気で事業化を目指しているように感じられなくなってきた10月終わりごろ?に、このプログラムから抜けることを話した。この取り組みは事業化まで至らなかったものの、事業を作るときの考え方や考慮すべき点など多くのことを学んだほか、実際に複数の起業家の前でピッチをする経験もできた。

8月~9月

作ってたアプリとサービスの検証が一段落し、友人は無事(私からすると)かなりの金額の資金調達に成功する。しかし私はサービスを本格的に作っていくときに、自分が中途半端な設計や実装をしてしまうことをずっと懸念していて、前々から資金が集まったタイミングでコアメンバーから抜けると話していた。だからここで一旦役目は終わった。(インターンや研究等、今後自分が十分に時間を割けないことも一因だった)

その後8月半ばに ITコンサルティングの会社でコンサルタントの体験、9月初めに半導体メーカに新規事業立案でインターンに行った。どちらも技術系では受けていなくて、自分の専門性にしばられず技術職ではない生き方を模索しようとしていた。しかしメーカのインターンは絶望的に自分に合っておらず、かなりつらかった。この頃書いた記事が驚くほど伸びたのは偶然ではないかもしれない(ホテルに帰ったらずっとプログラムを書いてた…)

qiita.com 2万viewもあってスゴイ!

またインターンの合間に7月から準備していたプログラミング教室を開いた。合計10人程度の参加者だったので大きくはないものの、初めて自分で一からお金を稼ぐ体験になった。アルバイトも会社員も所詮は上からお金を与えられるもの。自分で生み出したお金で食べた王将の中華は最高にうまかった。

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教室で作ったゲーム

あとNintendo Switch を買って、ゼルダをしまくってた。夏休みって感じがする。

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神が創りし作品

10月~11月

人材系の会社でAndroidアプリの開発インターンをした。こちらは前記事を書いた。

odanny-kyoupuro.hatenablog.com

一か月の開発インターンを経て、結局自分はエンジニアがやりたいんだなと思った。

この頃、12月に出店しようとしていたスイミーを取りやめることにした。出店を決めた当時こそ積極的に開発していたのだが、この頃にはほとんど意欲がなくなってしまっていた。この原因は明らかで、趣味に締め切りや義務感がくっついたせいで急に楽しくなくなったからだった。出店を期待してくれていた方もいたし、社会人の友人も協力して開発していたので、とても反省している。繰り返さないようにしたい。

12月

研究が進まな過ぎてまずいので、さすがに研究してました…。

終わり。

おまけ

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processingで再帰的描画

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友人とAndroidでToDoアプリの開発


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針金でうんこ

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通知領域で遊ぶ